
M-COSME
男性用化粧品を取り扱うECサイト。サイトリニューアルおよびその後の運営を行いました。長年更新されていないことから新規取り扱いベンダーが獲得できておらず、SEO順位・CVR・新規獲得率が低下。女性専用の商品も混在しておりサイトのターゲット像や目的が不鮮明となっていました。
- (取り組み)
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- 売上分析とペルソナ設計によるサイト戦略の構築
現状の売上・サイトパフォーマンスの分析を行い、市場調査を実施。
男性が化粧品に求めるニーズを調査し、サイトのターゲット像を男性に限定するためペルソナ設定や商品の取り扱い基準を策定しました。
サイト設計も訪問ニーズを整理した上で全面的に動線設計と画面構成を見直し、デザインやUIの統一をすること、長期的に更新していける仕組み作りをすることで信頼性回復を図ることを優先しました。
- カートシステムを見直し、コスト最適化と拡張性を確保
事業の拡大規模・ランニングコスト・今後実施する施策を考慮しカートシステムを見直し。Makeshopから低価格で拡張性の高いShopifyへ移行。ストア内アプリや決済方法の追加も行いました。
- コンセプト設計とガイドライン整備によるブランド表現の統一
デザインでは「すべての男性が美容を楽しめる社会をつくる」というコンセプトを設定。
あくまで販売商品が主役となるよう黒をベースに、男性に必要なケアをトータルで揃えられるラインナップの広さを、カテゴリ別のキーカラーで表現。また、継続的な運用の中でデザインルールが乱れないよう、書体、使用カラー、アイコンといった基本モジュールをデザインガイドラインにまとめています。
- SEO改善と運用効率化のための情報設計・テンプレート開発
SEO順位を回復するべく、サイト構造とディレクトリを徹底的に見直し。男性にとって分かりやすいカテゴリ構造にするとともに、ページタイトル・URL名称を統一できるフォーマットを開発。長期的な運用を見越して、商品画像ガイドラインと誰でも作成できるテンプレートを用意し、サイトの統一感を保守しています。
商品登録時においても、必要最低限の情報を入れるとCSVが生成されるフォーマットを開発。約800商品のデータ移行もスムーズに実行することができました。
- SEO対応と拡張性を両立させたフルスクラッチコーディング
コーディングでは先述のSEO対策を落とし込み、セマンティックかつ運用後も手軽に機能追加できるようにしました。Shopifyのテンプレート言語Liquidを実践的に習得するため、既存テーマを利用せず全ての構成要素をフルスクラッチで設計・実装しました。
- 取り組み結果
これらの取り組みの結果、新規取引数・売上・ページビュー数・SEO順位が向上しました。
URL |
https://www.m-cosme.com/ |
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制作時間 | 2.5ヶ月 |
プロジェクト人数 | 1人 |
担当フェーズ | ディレクション、デザイン、コピーライティング、コーディング |
使用ツール | Makeshop/Shopify(Liquid)/Photoshop/XD/HTML/CSS/Javascript |